牡丹が枯れる主な原因は、誤った剪定方法そして害虫・病気による被害となります。
植物である以上、枯れてしまうことは避けられませんがその大半が害虫や病気、誤った剪定方法と人の手により対策が可能とも言える原因を持っています。
まずは6月頃、脇芽を取り除く剪定。脇芽は放っておくと背丈が高くなり手入れが大変となりますので根元の3芽ほどを残し、上の芽は全て取ってしまう「芽かき」を行いましょう。
9月〜10月になると葉も黄色に変色してきますが、この時期に発芽しない枝だけを切り落としていきます。また同時に小さい三角形をしている「葉芽」も全て切り落とし、花を咲かせるための準備とします。
翌年立派な花を咲かせたのちの5月〜6月も剪定のタイミング。花が咲いたあとはタネが作られますが、種を作ることで株が弱ってしまうので花を花茎から切り落とすことで弱らせず成長を促進することができます。
また牡丹につきやすいのがアブラムシ・カイガラムシです。
葉や茎に取り付き養分を吸い取ってしまうので、見つけたら殺虫剤で駆除していきましょう。
適切な管理で美しい花を咲かせる牡丹、正しい管理方法を行ってきれいな花を咲かせましょう。
この記事では、
- 牡丹が枯れる原因とは?対策と育て方のポイントは?
- 牡丹を上手に育てる方法とは?気を付けるポイントとは?
- 知っておきたい牡丹のこと
といった内容をまとめてみました。牡丹が枯れる原因について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
牡丹が枯れる原因とは?対策と育て方のポイントは?
ボタンが枯れる主な原因は、誤った剪定方法そして害虫・病気による被害となります。
ボタンは立派な花を咲かせることから大多数の人々がその名を一度は耳にしたことがある著名な花ですね。
原産地は中国ですが、その中国では遠い昔より「百花の王」と呼ばれ続けており、現代においても「花の王様」と呼ばれているのも納得の美しい花を咲かせます。
ですが植物である以上、枯れてしまうことは避けられませんがその大半が害虫や病気誤った剪定方法と人の手により対策が可能とも言える原因を持っています。
上手に育てることで美しい花を咲かせ魅了してくれます。その育て方や気をつけるべきポイントを簡単にご紹介していきましょう。
牡丹を上手に育てる方法とは?気を付けるポイントとは?
まずは害虫ですが、ボタンにつきやすいのがアブラムシ・カイガラムシです。
葉や茎に取り付き養分を吸い取ってしまうので、見つけたら殺虫剤で駆除していきましょう。
ただカイガラムシは成虫になると文字通り貝殻に覆われた状態となり殺虫剤が効きにくくなります。成虫時はブラシなどで擦り落としてしまいましょう。
カイガラムシ駆除!幼虫は牛乳・木酢液・殺虫剤。成虫はこすり落とす https://t.co/qB5k9pZwJp
— 上野 空は相互フォローが好き✨✨ (@aozorablog_2016) April 5, 2022
同時に害虫の排泄物が葉に残っていると「すす病」の原因ともなります。排泄物に混じるカビが病を起こすことから水で洗ってもなかなか落ちず、光合成を邪魔する存在となってしまいます。
黒い斑点が葉に出来ていたらすす病のサインと言えるので、葉を取り去り風通しをよくすることで予防につながります。
そして育て方のポイントとなる水やりについて、地植えの場合は基本的に水やりは不要です。夏場の日照りが続くときには少量与えましょう。
鉢植え時も日々、水やりは必要ありません。春〜秋にかけ地盤表面が乾いている場合はこちらも少なめに与えましょう。
地植え・鉢植えでも過度な水やりはせず、乾燥気味の管理で十分に成長していきます。あとは肥料ですが緩効性肥料を年に4回与える程度としましょう。
育ちが遅く感じるときには薄めた液体タイプの肥料を与えていきましょう。
鉢植えの際に気をつけるポイントは「鉢替え」。根腐れや根詰まりといった枯れる原因を防ぐためにも鉢替えは必須です。
適した時期は10月、一回り大きい鉢に土を入れておき移し替えますが、この際に根をチェックしましょう。
黒っぽく変色した根があればその長さの3割ほどを切り取ってしまいましょう。
その他、成長に欠かせないのは剪定。剪定をしないと枝が伸び放題になり成長を妨げますが、かといって適当に剪定をしてしまうと前述のように枯れてしまう原因となります。
まずは6月頃、脇芽を取り除く剪定。脇芽は放っておくと背丈が高くなり手入れが大変となりますので根元の3芽ほどを残し、上の芽は全て取ってしまう「芽かき」を行いましょう。
9月〜10月になると葉も黄色に変色してきますが、この時期に発芽しない枝だけを切り落としていきます。また同時に小さい三角形をしている「葉芽」も全て切り落とし、花を咲かせるための準備とします。
翌年立派な花を咲かせたのちの5月〜6月も剪定のタイミング。花が咲いたあとはタネが作られますが、種を作ることで株が弱ってしまうので花を花茎から切り落とすことで弱らせず成長を促進することができます。
知っておきたい牡丹のこと
ボタンは春から梅雨の時期に大きく立派で力強い花を咲かせ、「花の王様」とも呼ばれています。
花の見頃は5月〜6月ですが、中には春に加え秋にも花を咲かせる「寒牡丹」と呼ばれる種類や、寒中である1〜2月に花を咲かせるように改良した「冬牡丹」と呼ばれる種類も持っています。
品種改良が盛んに行われていることから例えば花の色は白・赤・紫・ピンクなどといった様々な種類を持ち、花弁の重なりの数から区別される千重咲き・万重咲きといった様々な咲き方を持っています。
こちらのボタンは‘玉緑(たまみどり)’です。赤色で、千重、丸弁の抱え咲きです。ボタンでは八重咲きをさらに分けて、八重咲き・千重咲き・万重咲きと区別されます。
ボタンの花弁の重ねが多いことからくる区分です。 pic.twitter.com/pnc2oJGpte— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) April 22, 2014
美しい迫力のある花を咲かせることから園芸品種として古来より愛され、その証として現代においては多品種が存在している、ということが出来るのではないでしょうか。