ザリガニは水なしでもカラダが濡れている限り、水の外でも生きることが可能です。
ザリガニは基本水生生物、甲羅の中にある特殊なエラを使い水中の酸素を取り込んで呼吸しています。
その為に水は必要といえますが、甲羅の中に水分が保たれていればそこに空気中の酸素を溶かし込むことで呼吸が可能となります。
その為、水の外でも甲羅内の水分が無くならない限りは生活が可能です。例えば湿った土壌環境では、数か月は生き抜くことが出来ると見ることが出来ます。
この記事では、
- ザリガニは水なしでも生きられる?
- ザリガニの正しい飼育方法とは?
- ザリガニ飼育のために特別気を付けるポイントは?
- ザリガニ疑問あれこれ
といった内容をまとめてみました。ザリガニは水なしでも生きられるかどうかについて気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ザリガニは水なしでも生きられる?
ザリガニは水に濡れている限り、水の外でも生きることが可能です。
ザリガニは基本水生生物、甲羅の中にある特殊なエラを使い水中の酸素を取り込んで呼吸しています。
その為に水は必要といえますが、甲羅の中に水分が保たれていればそこに空気中の酸素を溶かし込むことで呼吸が可能となります。
その為、水の外でも甲羅内の水分が無くならない限りは生活が可能です。例えば湿った土壌環境では、数か月は生き抜くことが出来ると見ることが出来ます。
なおザリガニは水中酸素の濃度が低くなると水面に体を横向け、エラを空気に触れさせることにより呼吸を行います。
しかし水深が深すぎる場合、この体を横向けにした呼吸法がとれなくなることからおぼれて死んでしまうこともありますので水深には注意が必要となります。
水槽で飼育する際の必要な水の量は多すぎず少なすぎず、目安としてはザリガニの身の丈の2~3倍程度あれば十分でしょう。
なお口から泡を出している光景もしばしば見ることがありますが、これは水分が不足している中で何とか呼吸を行おう、という危険な状態ということが判断出来るので、速やかに水中に入れて呼吸の手助けを行う必要があります。
ザリガニには水分が必須であることは基本として、これからザリガニを飼育する方の為に捕獲方法や飼育方法をご紹介していきます。
ザリガニの正しい飼育方法とは?
捕獲時期で最適なのは活動が活発化する5月~11月。結構長い期間ですね。水田や池等に生息しており、隠れるのが好きなので石の間や草陰などを重点的に探してみましょう。
釣り上げるのに専用の竿はいりません。割りばしや丈夫な木の枝に糸を結び、エサを付けるだけで完了です。
雑食の為食べれるものであればエサは何でも良いですが、匂いが強いものが釣れやすいのでスルメイカなどが使われることが多いです。
さて釣り上げた後は飼育方法ですが、水は前述の通り身の丈の2~3倍程度に入れることを目安として、酸素を水中に潤沢に含ませるためにはエアーポンプを使うことも効果的です。
また隠れるための場所として流木や大きめの石、太めのパイプ等を一緒に入れてあげましょう。
エサは雑食の為人間の食べるものでも食べてしまいますが、人間の食べるものが水中で放置されると水が汚れてしまいますので、できれば専用のエサを与えてあげることが望ましいです。
また水槽のレイアウトとして水草を入れることもあるかと思いますが、水草も好んで食べてしまいます。いつの間にか減ってしまっているので、安価なものを選んで都度補充することが良いでしょう。
さて、その他飼育時に気を付けるべきポイントもいくつかご紹介します。
ザリガニ飼育のために特別気を付けるポイントは?
ザリガニは共食いをしてしまう生物です。そのため同一の空間内で多数飼育をすることは避け、できれば単独飼育を行いましょう。
また脱走をする習性がありますので、飼育容器の選定にも注意が必要です。
なるべく深い容器とするか、外れにくい蓋のついた容器であったり、ザリガニが通ることのできる穴などのない容器を選びましょう。
その他、気を付けるべきは脱皮。体を大きくするために脱皮をしていきますが、死因で多いのも脱皮です。
通常脱皮は1分くらいで終わるのですが、骨格異常など何らかの原因で時間がかかると力尽きてなくなってしまうのです。
無事に脱皮を行わせるためにも、日ごろの健康的な飼育環境は重要です。飼い主としても
適切なエサの量や水質管理など、出来ることは怠らずに実施することがポイントといえます。
ザリガニ疑問あれこれ
さて、ザリガニは水田や池など、捕獲場所が濁っているイメージがあるからか臭いもきついというイメージが付きまとっているかもしれません。
ですがザリガニ自体の臭いがきついのではなく、水質管理がされていないことによる悪臭であることが原因のほとんどを占めています。
エサの与えすぎを避けるほか、水質ろ過の装置設置や水のやり替えなどで水質の悪化を常日頃から防止することが大切です。
また飼育に成功すれば、子を増やしたくなることもあるかもしれません。
オス・メスの見分け方は比較的簡単で、腹部に長い生殖器が付いているのがオスとなります。
オス・メスを別々に飼育し、ある程度成長すれば生殖をさせるのも一つの楽しみかもしれませんね。